外為会社コルペイのチーフ・マーケット・ストラテジスト、カール・シュアモッタは、パウエルの講演における重要な一文として、「物価安定にさらに進展を遂げつつ、強力な労働市場をサポートするために全ての努力を行う」という発言を挙げた。彼の見解では、これはパウエルが政策決定者が労働市場の動向に対する懸念が徐々に増大していることを認識していることを示している。注目すべきは、パウエルが9月に金利を0.5ポイント引き下げることを宣言しなかったことである。これは市場の期待と一致し、一定の程度で現在の経済状況と意思決定者の姿勢を反映している。